木材の活用

木材の良さ

例えばすばらしい木材を使って建てられた木造住宅は、自然環境に優しく、快適で健康にもすぐれた住宅です。
また、将来増改築する場合も容易にできます。

木材の中は細長い中空の細胞の集まりで殆どの細胞は縦方向に並んでいます。したがって、木材は、軽い割合には縦方向に強く、構造用材料に適しています。

木材は、物がぶつかると、その衝撃を弾力やたわみなどにより吸収する作用があるので、柔らかく感じ体育館の床はもとより、住宅の床には最適です。

木材の細胞は、中空になっており、中に空気がいっぱい詰まっているので、熱が伝わりにくく、触れたときに柔らかく、かつ暖かく感じます。

木材は、空気中の湿度を吸ったり、吐いたりする働きがあるので、室内の湿度を調整する作用があります。四季があり雨量の比較的多い我が国の住宅には極めて適しています。また結露しにくい特性もあります。

木材は、色や木目の模様が美しく、目を疲れさせない優しさがあり、光線による刺激を柔らげてくれます。また木独特のほのかな香りがあり、心をなごませてくれます。

木材は、加工しやすいので鋸(ノコギリ)や鉋(カンナ)、ノミなどで切ったり、けずったりすることができ、梁や柱を固定するための釘(クギ)などもよく効きます。

木材の再利用は環境保全に貢献しています。二酸化炭素などによる地球の温暖化現象が大きな問題になっています。樹木は大気中から二酸化炭素、土の中から水を吸収し、太陽のエネルギ-によって光合成を行い大きく成長していきます。
また木材は伐った後植えて育てれば永久に再生産できる資源です。このようなことから、木材をうまく利用することは、地球環境の保全に役立つことになります。

木材に関する情報